マインドフルネスや瞑想では、音を使うこともあります。
瞑想の導入時、集中に入るためや、数分おきに雑念から戻る際に鳴らすなど、色々な使い方があります。
今回は、当研修でも使うことのある、シンギングボウルとティンシャ(チベタンベル)をご紹介します。
シンギングボウル
お仏壇などにある「おりん」のような形をした楽器です。
手のひらの上にのせて、スティック(フェルトをまいた棒)でやさしく叩いたり、外縁を擦ったりして音を出します。
おりんにはチーンと高い音のイメージがあるかもしれませんが、シンギングボウルは深みのある倍音が特徴です。
シンギングボウルの美しい響きには、高いリラックス効果があると言われています。
当社で使用しているボウルは、金属を叩いて形成しているもので、複雑な倍音の響きが楽しめます。
マインドフルネス研修では、瞑想導入時に使うことが多いです。
目を閉じてシンギングボウルの音を聞くと、ざわついていた心を優しく包み込んでくれる感じがします。深く響いてゆく音に耳を澄ませていると、心と身体の準備が集中に向けて整ってきます。
当社のマインドフルネス研修でも、シンギングボウルの不思議な抱擁感をぜひ楽しんでみてください。
ティンシャ(チベタンベル)
小さなお皿のような形をした、2つで1組の楽器です。
2つの小さなティンシャをそっとぶつからせると、澄んだ高い音が響き渡ります。
深く広がっていくようなシンギングボウルの音に対し、ティンシャの音は暗闇の中に差す鮮やかな光のようなイメージです。
金属同士をぶつかり合わせて鳴らすため、フェルトを巻いたスティックで鳴らすのとは違い、音の響きは鋭いです。 そのため、強く鳴りすぎないように気をつけています。
ティンシャの音は倍音が少ない分澄んでいるため、雑念を払い集中するときや、瞑想から日常へ戻るときの合図に役立ちます。
純粋な響きには、心が洗われるような気がします。
こちらも当社の研修で使用していますので、ぜひシンギングボウルと比べて音の響きを楽しんでみてください。